ホンダは13日、走る速度を2倍に引き上げるなど1年前より大幅に進化した新型『ASIMO』を発表した。昨年12月に3km/hで走る機能を開発していたが、人間の早足歩行とほぼ同じ6km/hでの走りや旋回しながらの走行も可能になった。
また人間との同調機能も高められ、人と手をつないで一緒に歩けるようになった。さらに、ワゴンを押しながら運搬作業もこなす。
これにより、受付案内や書類などのデリバリーサービスを自動で行なうことができる。ホンダはヒューマノイドロボットとしての「身体能力に関しては、所期の目標を達成できた」としている。
ホンダは来春から同社和光ビル内のオフィスで、実際に作業を手伝わせるなど運用を開始する計画だ。今後は知能領域の研究開発に一段と力を入れる方針。