先代までの『ウイングロード』は商用車がベースだったが、新型(14日発売)にはバンの設定はない。「新型ウイングロードに関してはバンのために犠牲になっている部分はありません」と日産自動車マーケティング本部の河合洋明さん。
「確かに先代はバンをベースにリヤの足回りを変更して、ワゴンを設計しておりましたが、新型はワゴン専用に開発いたしました。その結果、優れたリヤシートの居住性や乗り心地が実現できました」
バンをベースとすると、ラゲッジスペースやリヤシートの設定位置などに制約があるので、上手い具合にワゴンが作れないことが多いが、新型ウイングロードはワゴン専用に開発されているので、先代のような狭さは感じられなくなった。
「今後、ワゴンをベースにバンが作られるかどうかは決まっていません」と河合さんは言う。今後、ワゴンをベースにバンが作られる可能性もあるが、しばらくは『ADバン』に関しては先代ベースが継続販売されるようだ。