ホンダ、家庭に水素燃料を供給するシステムの第三世代の実験を開始

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ホンダ、家庭に水素燃料を供給するシステムの第三世代の実験を開始
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ホンダの米国子会社のホンダR&Dアメリカズは、プラグパワー社と共同で開発している水素燃料供給とコージェネレーション機能をあわせ持つ「ホーム・エネルギー・ステーション」の第3世代モデル、「ホームエナジーステーションIII」の実験稼働を米国カリフォルニア州トーランスで開始したと発表した。

ホンダは、将来ガソリンなどにかわる燃料の研究の一環として、天然ガスから水素を製造し、燃料電池車に水素を供給するとともに、家庭に熱と電力を供給するホームエナジーステーションの研究を続けている。第一世代は2003年10月に実験開始、第二世代が2004年11月に実験を開始し、実証試験を進めてきた。

第三世代は、実験で得られた結果を反映し、一般家庭で必要な電力量、燃料電池車用の水素量に適した性能向上、コンパクト化や高効率化を実現した。

ホームエナジーステーションIIIは、小型・高性能の改質器を新開発、第二世代と比較して約30%小型化し、発電量を約25%向上するとともに起動時間を1分に短縮した。また、水素の製造・貯蔵能力も50%向上している。一般家庭の使用に応じて、変化する消費電力量に追従して発電量を変化させる機能や水素貯蔵タンクの水素を利用して発電を行う停電時のバックアップ機能も搭載した。

《レスポンス編集部》

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