併用軌道内で右折待ちのトラックに路面電車が追突

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4日朝、広島県広島市中区内の県道で、併用軌道を走行していた広島電鉄の路面電車(LRT)と、軌道内に留まっていた右折中の普通トラックに追突する事故が起きた。この事故で路面電車が脱線したが、ケガ人はいなかった。

広島県警・広島東署によると、事故が起きたのは4日の午前8時50分ごろ。広島市中区橋本町付近の県道で、併用軌道を走行していた広島電鉄の路面電車(広電宮島口発、広島駅行き)が、右折を行うために軌道内に留まっていた普通トラックに気がつき、急ブレーキを使用したものの減速は間に合わず、そのまま追突した。

路面電車の乗客乗員約15人とトラックの運転手にケガは無かったが、この事故によって双方の車両は中破。路面電車は先頭車が脱線し、約1時間30分に渡って運行がストップした。

警察ではトラックの運転手から過失往来危険の容疑で事情を聞いている。調べに対し、この運転手は「前のクルマに続いて右折しようとした。電車の存在には気がつかなかった」などと供述している。

《石田真一》

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