【新聞ウォッチ】経団連次期会長、御手洗氏正式に内定

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2005年11月8日付 

●ベルリンなどクルマ放火相次ぐ (読売・1面)

●経団連次期会長、御手洗氏内定(読売・2面)

●御手洗氏経団連次期会長正式に決定 「本命」トヨタ固辞(朝日・2面)

●カローラ販売数3年連続首位へ ヴィッツ引き離す(朝日・13面)

●奥田会長、財政諮問会議のメンバー辞任も(毎日・3面)

●東京モーターショー入場者151万人(産経・8面)

●いすゞ、メキシコでトラック販売(産経・8面)

●富士重工、700人規模削減へ、新車不振で創業以来初めて(産経・8面)

●トヨタ、トップ3独占、10月新車販売(産経・8面)

●上海汽車が燃料電池2010年メド量産(日経・9面)

●国内生産、三菱自、下期2割増 通期で2年前水準に浮上(日経・13面)

ひとくちコメント

日本経団連は来年5月に退任する奥田碩会長(トヨタ自動車会長)の後任に、副会長でキヤノン社長の御手洗冨士夫氏が就任する人事を正式に内定した。来年5月の定時総会で正式決定し、就任する。きょうの各紙が大きく報じている。

社説にも産経を除く5紙が取り上げた。その内容をみると「経団連、国民の思い、どう写す」(朝日)、「経団連次期会長、会員企業の意識改革が必要だ。」(毎日)、「経団連新会長、御手洗流を政策提言に生かせ」(読売)、「業界のエゴを打ち破れ」(東京)、「足元を見つめ直そう」(日経)などと、微妙に違いはあるものの、総じて御手洗氏に対する期待感を込めた論調が目立つ。

きのうの会見では御手洗氏の肉声は聞かれなかったが、一言苦言を呈するならリップサービースが行き過ぎて、財界内が混乱しないかどうかである。

《福田俊之》

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