トヨタ自動車は、2005年9月中間期の中間配当を前年同期よりも10円増配して1株につき35円にすると発表した。同社の中間期の単独決算は増収減益だが、通期の見通しは増収増益の予想。
同社の単独決算は、売上高が前年同期比4.6%増の46640億円、営業利益が同24.1%減の2976億円と増収減益になった。
国内の新車販売が伸びなかったものの、輸出が好調で売上高は伸びた。加えて原価低減で300億円、為替差益が100億円の増益効果があったものの、研究開発費の増加などで1147億円などの減益要因があった。
経常利益は同5.8%減の4166億円、当期純利益が同7.6%増の2836億円だった。
配当総額は1138億円で、配当性向は単独で40.2%になる。