ピレリのタイヤプレッシャーモニタリングシステム「X-PRESSURE」が、06年の日本導入に向けて準備に入っていることが、東京モーターショーのプレスブリーフィングで発表された(20日)。
このシステムは、「Optic」(オプティック)と呼ばれる、いわば“センサー付きのタイヤバルブキャップ”を装着することで、タイヤ内圧のモニタリングはもちろん、盗難防止システムとしての機能も発揮できるもの。取り付けが簡単なこと、軽量であることも特徴で、インジケーターが白ならば正常、赤ならば異常ありを知らせてくれる。
ピレリには、携帯電話やGPSとの連動による高度なシステムもある模様だが、これは日本の場合、電波法の絡みがあってなかなか導入が難しいと言う。
たしかに、海外の自動車メーカーにとっても、この日本の電波法というのはけっこうやっかいな障壁で、先進のカーエレクトロニスシステムの導入を不可能にされてしまうケースが少なくない。その多くは、盗難防止関連やクルマの安全な走行を管理するシステムであったりするので、なんらかの法改正が望まれるところなのだが……。
現実はまだまだ厳しいようである。