三菱自動車は、ダイムラークライスラー社の子会社のスマート社に軽自動車用エンジンを供給することで契約を締結したと発表した。
スマートに供給するのは、2006年1月に三菱が発売する新コンセプト軽自動車『i』(アイ)に搭載するターボエンジンと同型のエンジンで、スマート社が2007年に発売する予定のスマート『フォーツー』の次期モデルに供給する。
三菱とダイムラークライスラー社は、ダイムラーが三菱の支援から撤退してからは「互いにメリットをもたらす様々な協業プロジェクトは継続する」としており、今回のエンジン供給もその一環。
スマート社向けに供給するのは、i用に開発した新型エンジンをベースとした自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類であり、生産は三菱自の水島工場で行う。三菱は、この協業によるスケールメリットを生かすことで、台当たりコストの低減を図ると、している。