ヤマハ発動機が発表した2005年12月期の第3四半期(1−9月期)連結決算は、売上高が1兆0013億円で前年同期比12.2%増、営業利益が808億円で同5.3%増と、増収増益となった。同社は今期から決算期を変更しているが、実質的に過去最高の売上、利益になったと、している。
売上高が増収となったのは、二輪車、マリン、特機の全ての事業セグメントで販売が好調だったため。とくに主力の二輪車事業の売上高は北米、アジア、中南米が好調で同14.5%の5566億円となった。収益では、特機事業は減益となったものの、二輪車事業、マリン事業が増益となった。
経常利益は同6.2%増の806億円、当期純利益が同14.6%増の536億円だった。
2005年12月期通期の業績見通しは、売上高、利益は当初の予想を上回っているものの、米国のハリケーンや世界的な原油高騰などの影響で、中間決算発表時の予想から変更していないと、している。