トヨタ自動車は、11月6日から11月10日まで、米国サンフランシスコ市で開催される「第12回ITS世界会議」に出展すると発表した。
昨年の第11回ITS世界会議は愛知県名古屋市で開催され、市民参加や体験型のコンセプトを初めて取り入れた。今回の世界会議でも、このコンセプトを継承し、大規模な屋外試乗デモ「IMS」(イノベーティブ・モビリティ・ショウケース)を開催する。
今回の出展では「Drive ITS Dreams.」をテーマに、ITSへの取り組みを「安全」「環境」「利便」の三つのテーマからわかりやすく解説するほか、コンセプトビークル『i-unit』を使ってITS機能を説明するとともに、将来のITS社会をCG映像などで紹介する。
また、最先端のITS技術を搭載したITSカーも展示し、自動車とITSの関わりを具体的に紹介する。
このほか、主催者企画の「IMS」にもエントリーし、衝突不可避を事前に判断し、被害を軽減する「プリクラッシュセーフティシステム」と縦列駐車や車庫入れをサポートする「インテリジェントパーキングアシスト」を米国で初めて紹介し、実際に参加者に試乗してもらう。
トヨタは従来からITSによる「クルマの高機能化」と「交通システムの高度化」に積極的に取り組むとともに、第1回から同会議に参加し、最先端のITS技術展示を行ってきた。
ITS世界会議は、欧州、アジア/太平洋、米州の順で毎年開催される国際会議。各国・地域のITS関連団体がセッション(論文)、展示会、テクニカルツアーを通じ、最先端のITSの研究成果や製品を発表、展示する。