ダイハツ工業の箕浦輝幸社長は27日の決算発表の席上、今年度上期(4−9月)の国内軽自動車販売が台数、シェアともに過去最高になったことを明らかにした。シェアは30.1%と前年同期より0.3ポイント上昇した。
上期の単独決算ベースの軽自動車売上台数は6.5%増の28万台だった。箕浦社長は「『タント』など提案性の高い商品を投入したことが、お客様から高い評価を得た」とし、商品強化策が奏功したと評価した。
また、箕浦社長は2005年暦年ベースでの軽自動車総市場は「190万台前半のレベルに達し、過去最高を更新する」との見通しを示した。ダイハツは東京モータショーに参考出品中の『エッセ』を12月に投入する計画であり「下期も商品強化を図り、販売増につなげる」(箕浦社長)構えだ。