フォード自動車は、アメリカ国内でのガソリン高からハイブリッド需要が高まっていることを背景に、ハイブリッドの生産拡大を真剣に検討していることを明らかにした。そして現在も生産の拠点となっているインド国内の工場を拡大、あるいは新たに建設してアメリカ向けハイブリッドを生産する予定だという。
また、同じくインドの工場で研究が勧められているバイオ燃料開発についても、今後世界で求められる技術としてこれまで通りの姿勢を貫く事も明言している。
現在はあくまでもアメリカへの輸出用として生産拡大が図られているが、世界第2位の人口を持つインドが今後アジアの中で重要なマーケットとなる、という認識を持つフォードとしては、まずフィエスタのような小型車からはじめ、いずれインド国内でのプレゼンスを高めて行くという心づもりもある。
フォードからの提案はインド政府に歓迎されており、今後インドがフォードハイブリッド車生産の中心地として発展する可能性は大きい。