鈴鹿でのレース(9日)を制し、今季7勝目をマークしたマクラーレンのキミ・ライコネン。マクラーレンの最速ぶりを遺憾なく発揮した激走に本人も「ベストレース」と評価した。
「今まででもベストレースの一つだと思う。僕自身も思い切り楽しむことができたよ。あれだけのトラブルを勝利に結びつけることができたことは最高の一言。フアン・パブロも僕もファーストラップでのゴタゴタに巻き込まれてしまった。それは下位グリッドからのスタートではある意味避けられないものなんだ」
「でもマシンが良くなるに従って、可能な限りハードにプッシュしたよ。7速ギアが短すぎたためにレブリミッターが時々キックインしてしまい、オーバーテイクが難しくなってしまった」
「ウェーバーもバトンも僕の前にピットインするだろうと分かっていた。2度目のストップ後にはフィジケラとの差をだいぶ詰めて、オーバーテイクすることができた。最終ラップの1コーナーで仕掛けたんだけど、あれはどうしても挑むべき瞬間だったよ」
「今日の結果によって中国GP予選へ最良のポジションを得ることができた。でもどんなことでも起こりうるということを証明したレースでもあった。上海を楽しみにしているし、コンストラクターズチャンピオンシップ獲得のために全力を尽くすよ」とライコネンは語った。