トヨタ自動車は11日、中国北京市の金港汽車公園で体験型安全運転講習会「トヨタドライバーコミュニケーション」の開講式を行った。
中国では現在、大都市圏での交通事故防止に向け、中国政府公安部門を中心に2004年から総合対策に着手し、ドライバーへの安全運転指導などを強化している。
ドライバーコミニケーションでは、北京市公安局公安交通管理局が協力し、11日から14日まで4日間、タクシー会社、自動車学校などの安全管理責任者約200人を対象に、始業点検、運転姿勢、死角確認、フルブレーキ、滑りやすい路面でのフルブレーキ、危険回避などの講習を実施する。
開講式には、北京市公安局公安交通管理局関係者、受講者、トヨタ関係者など約80人が出席した。挨拶に立ったトヨタの服部悦雄中国事務所総代表は「トヨタは自動車メーカーとしての責任から、また、中国社会における一企業市民として、交通安全をテーマとした社会貢献活動を行っていくことを考えている。トレーニングを通じ、安全運転の指導、管理のレベルアップを図り、より多くのドライバーに安全運転の重要性を理解していただけることを願っている」と述べた。