ロボットカーレース、スタンフォード大学が優勝

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ペンタゴンがスポンサーとなって開催される無人のロボットカーレース「グランドチャレンジ」が、今年もカリフォルニア州モハビ砂漠で行われた。優勝したのはスタンフォード大学製作の『スタンレー』。

レースの主催は米国防省の防衛先端調査計画局(DARPA)。リモートコントロールも使わない完全に自立のロボットカーは、砂漠で様々な障害を避けながらフィニッシュラインを目指す。これは将来の軍事利用が目的で、兵士を危険な目にあわせることなく戦車などを敵地で使用するための技術開発戦略の一環だ。

昨年はすべての車両が途中棄権となり勝者なしの結果に終わったレースだが、今年は5台がフィニッシュラインに到達し、タイムによって優勝が競われた。優勝の条件はコースを10時間以内に完走することで、VW『トゥアレグ』ベースのスタンレーは6時間53分58秒でレースを終了、賞金200万ドルを手に入れた。

見事レースをフィニッシュしたのはスタンレーのほか、カーネギーメロン大学製作の『サンドストーム』、同『H1ランダー』、グレイ『KAT-5』。オシュコシュ『テラマックス』も完走したが制限時間オーバーで公式記録無し。

今年のレースは昨年と比べると各エントリーの走行距離も伸び、最初は不可能と言われた無人カーの実用化もあるいは時間の問題となっているのかも知れない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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