【HDD楽ナビ】ライバルはメーカー純正のテレマティクスナビ

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7代目の楽ナビは通信を利用した情報取得に対応しており、ワイヤードによる接続、ブルートゥースユニットを使った接続の両方から選ぶことができる。FOMAやCDMA1X WINなど、最新の携帯電話機にも対応しているのが特長となる。

電話機と接続することで、楽ナビの機能はスタンドアローンで使うよりも向上する。その最たるものが「オンデマンドVICS」だ。これはリアルタイムのVICS情報を通信によって取得というもので、すでに販売が終了している通信型カーナビ『AirNavi』で初めて採用。05モデルの『HDDサイバーナビ』にも採り入れられている。

楽ナビは本体内に渋滞状況の過去統計データを有しており、過去データを参照しての渋滞回避ルート設定や、所要時間の予測はスタンドアローンでもできる。だが、オンデマンドVICSと別売ビーコンを組み合わせれば、リアルタイムの状況に応じた渋滞の回避やリルートが可能になる。このナビの真価は通信機器を接続して初めて発揮されるものだ。

電話機を接続することでハンズフリー通話や、CDDBからのタイトル情報取得が可能になることも見逃せない。ブルトートゥース対応の携帯電話と専用ユニット(税込み1万5750円)の組み合わせなら、接続のわずらわしさや、電話機をクルマに置き去りにする心配からも解放される。ケーブル(同5250円)もキャリアごとに用意されており、現有機種なら問題なく使える。

楽ナビの直接的なライバルは今や自動車メーカーの純正カーナビであり、しかもテレマティクス対応モデルとなる。ホンダは『シビック』向けに23万円のテレマティクス対応ナビ(地図更新やリアカメラを除けば実質18-19万円台)を用意してきたが、実売ベースで肩を並べることになる楽ナビも通信面の強化を図った。低価格帯のカーナビでも通信機能が付帯することは予想されてきたが、楽ナビはここでも先駆者となったわけだ。

《石田真一》

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