スズキは21日、中国・江西省の乗用車および商用車の生産合弁会社である「江西昌河鈴木汽車」のエンジン工場(江西省九江市)が生産開始したと発表した。昨年着工した第1期工事が完成したもので、排気量1.4リットルのガソリンエンジンを年7万5000基生産する能力をもつ。
新工場のエンジンは、江西昌河鈴木が生産する『北斗星』(日本名ワゴンRワイド)にまず搭載、順次、搭載機種を増やす。将来は生産能力を倍の年15万基に拡大する。
第1期分の投資額は約1億ドル(約110億円)。江西昌河鈴木はスズキが39%出資しており、2004年度の生産実績は約4万5000台。20日、江西省九江市で行われた開所式には鈴木修会長らが出席した。