トヨタのブースで華々しく御披露目されたのはヴィッツのヨーロッパ仕様『ヤリス』と新型『RAV4』。
昨2004年にはヨーロッパで10万台以上を販売し、コンパクトSUVセグメント市場では25%以上のシェアを誇るベストセラーRAV4。新型は、旧型に比べ一回りボディが大きくなったが、このサイズ拡大は主に室内空間の拡大に寄与している。
ホイールベースは70mm伸ばされ、全長が145mm長くなったことで前後シートの間隔が55mmアップ。車幅も80mm広がり、ショルダースペースも広くなった。リアシートにはヘッドレスト、シートバックを外さずにワンタッチでフラットに折り畳める「イージー・フラット・システム」が採用された。
エンジンは2.0リットルガソリンと2.2リットルディーゼルの2種類。「クリーン&パワー」のディゼルエンジン「D-4D」には出力の異なる2タイプが用意された。ベースモデルには136hp、310Nmが、フラッグシップグレード「RAV4-X」には、トヨタ最強ディーゼル177hp、400Nmを発揮する「D-4D180」が搭載される。
さらに4WDモデルには世界初の「アクティブ・ドライブ・システム」を用意。これはこれまでのABS、VSC、トラクションコントロールに加え、電動パワステと電磁クラッチでエンゲージするAWDシステムを集中制御。走行状況に応じて4輪のトラクションを最適化させるシステムだ。