先代までは1.6リットルと1.8リットルの2種類のエンジンをラインナップしていたマツダ 『ロードスター』。新型となる3代目(25日発表・発売)では欧州仕様に1.8リットルも用意されているが、日本仕様が2.0リットルエンジンの1種類となった。
新型ロードスターのエンジン開発を担当した、マツダ パワートレーン開発推進部 藤冨哲男さんは「欧州仕様に1.8リットルがあるのは、ドイツで価格を抑えた1.8リットルモデルの要望が強いためです。日本では販売台数の関係もありますが、最もパワーのある2.0リットルを乗っていただきたいと思い、2.0リットルだけの設定といたしました。170psの最高出力が、人馬一体を最も感じていただけるスペックだと思います」
「この2.0リットルエンジンは最高出力よりもレスポンスとダイレクト感を重視しています。そのため1.8リットル並に軽量化したフライホイールを採用し、ドライブシャフトも揺れの少ないものを開発いたしました。また排気音についても、低中速域と高速域では音質を変えるなど、心地よい音のチューニングも行っています」とコメント。
欧州には1.8リットルもあるが、それは廉価版で、日本仕様は最もバランスが取れたメインの2.0リットルに販売は絞られたようだ。