新型マツダ『ロードスター』(25日発表)はZ型に収納されるソフトトップを採用していることもあり、シートの背後には今までのような自由にモノを置けるスペースはなく、シートバックバーや隔壁、フタ付きの小物入れが装備されている。
シート背後に隔壁があることで、オープン時の風の巻き込みは大幅に減少している。また、運転席と助手席の間には、先代よりも大きなエアロボードと呼ばれる、風の巻き込みを防止するためのメッシュのボードが装備され、これを立てるとさらに巻き込みが少なくなる。
実際にオープンでサーキットを走った時にも、サイドウィンドウを上げてエアロボードを立てていれば、150km/h近くで走行しても風の巻き込みは僅かだった。
マツダ車両コンポーネント開発本部の山本修弘さんは「エアロボードにはメッシュの穴を開け、かすかに風を通すことで、巻き込みを大幅に減少してくれます。また、サイドウィンドウを下ろした状態でも、風の巻き込みを少なくするために三角窓は新型でも残しています」
「さらに新型ではエアコンにウエストモードと呼ばれる、腰の辺りに直接風が当たるモードを設定いたしましたので、真夏や真冬でもオープンドライブを楽しんでいただけると思います」とコメント。
新型ロードスターはオープン時の風の巻き込みを大幅に減少し、なおかつ空調システムにもオープン専用モードを設定したことで、オープン時の快適性は大きく向上している。