発売開始前にインターネットによる予約がすでに9000件を超え、GMとしては久々のヒットになりそうな予感のポンティアック『ソルスティス』。2シーターのロードスターで2万ドルを切るベースプライスも魅力となっている。
9月に予定されている発売に先駆け、GMの副会長、ボブ・ラッツ氏は早くも「勝利宣言」とも取れる発言を披露。「数年以内に、ロードスターよりさらに1000ドル近く安い価格でクーペも発売する」というのである。
ソルスティスはGMが新たに開発した「カッパ」プラットホームで作られており、2006年には同じプラットホームを使用したサターン『スカイ・コンバーチブル』も登場の予定。GMではこのカッパに大きな期待をかけている。
GMに対しては「次々に新しいモデルを投入し過ぎている」という批判がある一方、カッパが小型スポーツカーのプラットフォームとして安価で性能の良い車を生み出せば、大きな成功をもたらす可能性もある。月産1500台が予定されているソルスティスの売れ行きが、指標となりそうだ。