【ITS EXPO】視察体験ツアー…ETCを利用した入出庫管理

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名古屋市北区の大曽根のOZパーキング(大曽根国道駐車場)で、ETC車載器を利用した駐車場の入出庫管理システムのデモが披露された。ユーザーも事業者も負担の少ないシステムだ。デモ実施主体は国土交通省および財団法人 駐車場整備推進機構。

下広井駐車場で行われているDSRC駐車場の実験との大きな違いは、ユーザーはいま使っているETC車載器がそのまま使用できる点。ただし、高速道路のように無線通信による決済はできない。

駐車場業者はDSRCアンテナや車載器のIDを照合するための設備を追加するだけで済むため、比較的安価にシステムが構築できるところがアピールポイントだという。

このシステムは2004年の10月12日から今年の3月25日までの約半年間、「大曽根国道駐車場ITS実証実験」として試行運用されたもの。実験には、地元の市民約100名が定期利用・時間貸し・身障者の3つの利用形態でモニターとして参加した。

この実験ではETC車載器による決済はできないので、料金精算は出庫前にしておく必要がある。モニターにはあらかじめ車載器IDが登録された接触式ICカードが配布され、精算時はICカードを使って認証作業と精算をおこなう。精算が済むと車載器のID情報が管理サーバに送られ、退出時に車載器と通信して自動でゲートが開く、という仕組みだ。

また、プリペイド方式を採用する時間貸し用のICカードには割引サービスの情報も付加でき、支払いのデモもおこなわれた。

《ITS DAYS》

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