先頃、FIAが行った調査によると、F1ファンの90%がもっとオーバーテイク場面を見たがっているという。この結果を受け、ウィリアムズのテクニカルディレクター、サム・マイケルがサーキットレイアウトを変更する必要があると語った。
「分かりやすい例が二つある。バルセロナは最低。おそらくホッケンハイムは最高だ」
「ホッケンハイムにはターン2−3の80km/hコーナーに1.2kmのロングストレートがつながり、その後にターマックのランオフがある60km/hコーナーがある。これがオーバーテイクに必要な作りなんだ」
「これと正反対なのがバルセロナさ。サーキットデザインにはまだまだ改善の余地が多くある」
「特に新しいサーキットが建設中のいまなら、鈴鹿のS字やスパのオールージュみたいな特別なセクションも必要だ。だが全てのサーキットにホッケンハイムのような低速コーナー&ストレート&低速コーナーが必要なんだ。それがあれば大きく変わると思うよ」とサム・マイケル。
ドイツGPは今月に開催されるとあって、オーバーテイクシーンが期待される。