30日に日本発表されたアストンマーティン(アストンマーチン)『V8ヴァンテージ』は、より積極的に走りを楽しみたいユーザーへ送るモデルだ。
重量配分を50:50に近づけるため、エンジンの搭載位置をドライバーに近づけ、駆動方式にトランスアクスルを採用したことから、このクルマの本気度と運動性能の高さが伺える。
スタイリングも運動性能の高さを主張する。短いオーバーハングや、大きなタイヤを収めるダイナミックなフェンダーが、引き締まった肉体をもつアスリートのような表情を与えている。
しかしアストンマーティン赤坂の中尾祐司氏は「このクルマはスパルタン一辺倒ではありません」と語る。
「快適性や利便性も大変優れています。生産は基本的にハンドメイドですので、カラーやシートの素材などお客様の好みの一台が作れます。またラゲッジはコンパクトサルーンと同等の容量を確保しています」
中尾氏は乗ってもらいたい人の例を有名人から選んで、バレエの熊川哲也氏の名前を挙げていた。たしかにルックスと才能を兼ね備えたイメージは、V8ヴァンテージにぴったりだといえる。