トヨタ車体は、2004年度の環境と社会・経済性側面への取り組みをまとめた「環境・社会報告書2005」を発行した。
同社は、環境保全活動の取り組みを「環境報告書」として1999年から毎年発行し、一昨年度からは「環境・社会報告書」と改め、従来の環境取り組みの報告に加え、社会的、経済的側面の取り組みについて情報開示の範囲を拡大している。
今回は、アラコの車両事業部門との統合などを重要なトピックスとしてまとめるとともに、ページ数を増加して内容の充実を図った。
「環境報告」では、環境コストが42億7000万円、経済効果が18億9000万円や連結対象会社の非生産系子会社でも環境マネジメントシステムを導入したことを掲載した。
開発・設計の取り組みでは、『ハイエース』の燃費向上のため、高張、力鋼板の採用とCAE解析で、従来車に対して60kg/台の軽量化を達成したこと、生産工程でCO2削減を進め、CO2排出量を目標18万1000トン以下に対して18トンを達成したと、している。
このほか「社会性報告」、「経済性報告」などを掲載した。