気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年6月7日付
●ヤナセ横浜工場きょう強制捜査、車検不正取引(読売・38面)
●高級セダン姿消す、5月新車販売上位10車種 1年5カ月ぶり(朝日・10面)
●愛・地球博、カイゼンの日々、入場者1500万人達成向け(毎日・3面)
●ヴィッツが首位、5月新車販売(毎日・10面)
●外国車販売13.2%増、5月新車販売 2ケタ増17カ月ぶり(産経・8面)
●売り手も安全運転講習、ダイムラークライスラー日本(産経・8面)
●橋梁談合、道路公団元理事を聴取(東京・1面)
●トップ交代 上期636社、本社調査「リーダー企業」続々(日経・1面)
●ドバイ原油2カ月ぶり最高値 ガソリンに影響も(日経・1面)
●富士重工 欧州で販売網拡充、ロシア・東欧など(日経・13面)
●トヨタ、「レクサス」認定中古車制度、ブランドイメージを維持(日経・13面)
●自動車8社、為替影響度、今期富士重工が最大に(日経・13面)
ひとくちコメント
神奈川県警は道路運送車両法違反(変更登録義務違反)の疑いで、輸入車販売のヤナセの横浜工場を捜索し、強制捜査に乗り出すという。きょうの読売が社会面で報じている。
ヤナセなどがトンネル補修などに使う保線作業車を受注した際、重量が8トン以上なのにもかかわらず、装備の一部を外して8トン未満と偽装し、不正に車検を取得した疑いがあるため。
ヤナセは94−03年に少なくとも不正車検の16台をJR西日本に納入。同県警は時効になっていない03年の3台について立件する方針を固めたもの。
折から、5月の輸入車販売は、2ケタ増と絶好調。不正車検が業務車両とはいえ、最大手のヤナセのイメージダウンで今後の販売に悪影響を与える可能性もある。