新型ホンダ『ステップワゴン』(26日発表・27日発表)には乗用車初となるフローリング風の床材がオプション設定されている。
フローリングといってももちろんフェイクで、木目柄を樹脂にプリントしたものを、硬質のフェルト材に貼り付けて加工したものだ。
フローリングフロアはセカンドシート足元からラゲッジまでと広く、車内が開放的な雰囲気に包まれる。ただし、フロントシートの足元は、雪などが車内に入った場合の、滑りを考慮してカーペットとなっている。
フローリングの色合いも明るい木目と、濃い茶色の木目の2種類が用意されている。明るい方はログハウスのような開放感があり、暗い方はシックなイメージが漂う。
もちろん撥水加工となっているので、子供がジュースや食べ物をこぼしても問題ないし、泥で汚れた靴で乗り込んできても、濡れた雑巾で拭きあげれば簡単にキレイになる。
本物の木材ではないので、キズもつきにくく、カーペットと同等とうたわれる滑り止め加工も施されている。濡れた靴で乗り込んだときには、多少滑りそうだが、乾いていれば滑るようなことはなかった。
事前に話を聞いて実際に見る前は少し受け入れがたいと思っていたが、実車を見るとなかなか面白く、自分かステップワゴンを買うとしたら、オプションでも選んでしまうだろう。