【スズキ エスクード 新型発表】ブランドを作る…市場戦略

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スズキが5月16日に発表、発売したオフロード4WDタイプのSUV、『エスクード』(一部モデルは6月13日発売)。8年ぶりのフルモデルチェンジで3代目モデルとなった新型は、昨年秋に発売された新型『スイフト』に続くスズキの世界戦略車第2弾だ。

もちろん世界ばかりでなく、国内販売にかける意気込みも強い。2000年に小型車メインの販売チャネル「アリーナ店」を展開するなど、軽自動車一辺倒からの脱却を図ってきたスズキは、昨年の『スイフト』で久々に普通車のヒットを放った。

津田紘社長は、「スイフトも本当は月1万台くらい売りたいくらいなんですが、まずまず成功しました。新型車にきちんとしたバリューを乗せて、スズキブランドを作ることが大切。エスクードも、そのことを念頭に置いて作りました」と、『エスクード』の商品力、販売面に自信を見せる。

88年にデビューしたエスクードの初代モデルは、街乗りにも便利な小型軽量さと洒落たスタイリングが好評を博し、小型オフロード4WDの魅力をユーザーに認知させ、販売も好調だった。が、曲面を多用し、GM色の強いフロントマスクを採用した2代目は一転、国内での販売は不振だった。

オフロード4WD市場が縮小している今日、3代目は初代のようなインパクトを市場に与えることができるかどうか。要注目だ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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