三菱電機は12日、同社製ハードディスク(HDD)カーナビの2005年モデルとなる『CU-H9700』を発表した。
CU-H9700は、カーナビ用として最速となる400MHz駆動のグラフィック統合型CPU「ナビコア」を搭載するなど、メカニズム面を昨年モデルの『CU-H9000』からキャリーオーバーしている。
HDD容量はCU-H9000よりも増量しており、CU-H9700では30GB(従来は20GB)となった。増量した部分は音楽CDからのリッピングデータを収録する「ミュージックフォルダ」に割り当てられており、1曲あたり4分30秒(128kbps)と仮定した場合の収録可能曲数は3000曲へ増えた。
CU-H9700最大の特長は、画面を注視することなくナビのコントロールを可能としたステアリングリモコン「ドラコン」を採用したことにある。ボタンを押すごとに音声によるフィードバックがなされるようになっており、運転中であっても安全に操作ができる。
今月25日からの発売を予定しており、価格はオープン。予想される実勢価格は7V型インダッシュモニター付きのタイプで30万円前後。オンダッシュモニター付きタイプで23万円前後となる。