【『G-BOOK ALPHA』逆襲】DCMも衝突実験をクリア

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『G-BOOK ALPHA』サービス用として用意された「DCM(Data Communication Module)」は2種類。

ひとつは『WiLLサイファ』から採用された第一世代の流れを汲み、内蔵される通信モジュールを「CDMA2000 1xEV-DO」対応とした進化版に当たる標準タイプ。そしてもうひとつが今年夏以降からレクサス車に採用される…と噂されているエアバッグ連動タイプだ。

G-BOOK ALPHAでは、緊急通報サービスの『ヘルプネット』が標準で組み合わされている。トヨタ自動車・e-TOYOTA部テレマティクス開発室の小笠原匡英さんは「新DCMは衝突にも耐える構造となっています」と説明する。

ヘルプネットと組み合わされることで課題となったのは、衝突の被害を受けてクルマが大破したような場合であっても、DCMがちゃんと機能するのかということ。緊急時に破壊されてしまっては役に立たない。

「実際にクルマにDCMを搭載した状態で衝突実験も行って、正常に動作することは確認しています。ブルートゥース対応の携帯電話と組み合わせた場合にもヘルプネットは使えますが、ケータイの筐体は脆弱な構造ですから安全を重視した場合にはDCMと組み合わせることを推奨します」と、DCMの優位性を小笠原さんは説明する。

価格は、標準タイプが税込み6万3000円とアナウンスされている。レクサス車で採用されるエアバッグ連動型については「先のことは話せない」として値段は明かされなかったが、機能的な面からも若干高い価格となることは間違いないだろう。

ただし、あくまでも“オプション”として、ユーザー自身が装着の可否を選択できる標準タイプと異なり、エアバッグ連動タイプは車両に最初から組み込まれ、価格も車両費に織り込み済みという話もある。

《石田真一》

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