【トヨタ ハイブリッド 新型】ハリアー/クルーガー、縁の下の力持ちはデンソー

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デンソーは、ハイブリッド車用の部品である、ハイブリッドコントロールコンピュータ、電池監視ユニット、DC-DCコンバータ、電動コンプレッサを開発してトヨタ自動車に『ハリアーハイブリッド』、『クルーガーハイブリッド』用に供給したと発表した。

これらの部品は、車両の大型化やハイブリッドシステムの高出力化に対応し、従来の部品と比較して小型、軽量、低コストを実現した。

ハイブリッドコントロールコンピュータは、エンジン制御、高電圧電池制御、ハイブリッドシステム制御を一体化したもので、ハイブリッドシステムの動力全体を制御するユニット。

ユニットはトヨタと共同開発で、従来の電池ECUが備えていた高電圧電池の電圧、電流、温度といった重要なセンシング機能は、電池監視ユニットとして電池の近くに配置する。ハイブリッドシステムの制御機能を最適配置することで、従来よりも制御ユニットの小型化を実現したと、している。

DC-DCコンバータは、ハイブリッド車の動力源用主電池の高電圧288Vを低電圧に変換して補機電池12Vを充電するとともに12V系負荷のライト、ワイパー、ホーンなどを動作させる。

今回開発したコンバータは、車両の大型化に伴い出力電流を従来の100Aから120Aに高出力化しながらも約10%の小型化を実現した。電圧を変換するためには直流電圧をいったん交流電圧に変換するが、エネルギーの損失を低減し、回路の製造方法の改良とあわせて高出力化を可能にした。また、回路のカスタムIC化によって小型化を実現した。 

このほか、電動コンプレッサは内蔵モータを駆動するインバータを世界で初めて一体化し、従来より体積を約60%減少した。このコンプレッサは豊田自動織機と共同開発で、内蔵モータで駆動することでエンジン停止中でもエアコンを作動することが可能になった。

《レスポンス編集部》

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