全日本自動車産業労働組合総連合会(自動車総連)が25日までの集計をもとに明らかにしたところによると、年間一時金交渉は283組合で妥結し、平均4.82カ月と、昨年実績を0.05カ月上回った。
業種別では車体・部品、販売、輸送がいずれも昨年実績を上回り、とくに販売は0.33カ月の上乗せとなった。
しかし、完成車メーカー(13組合)は三菱自動車工業やホンダなどが昨年の妥結水準を下回ったこともあり、平均で5.02カ月と昨年を0.01カ月下回った。
一方、完成車メーカーが今年も見送ったベースアップ(ベア)については約640組合が要求。同日までに71組合がベアを獲得している。内訳は車体・部品が63組合、販売が6組合、輸送が2組合。
昨年のベア獲得組合は52にとどまっており、完成車メーカーとの賃金格差是正でも成果をあげつつある。