トヨタ『ハリアー/クルーガーハイブリッド』の特徴は、高い動力性能と燃費性能を両立させたことにある。0-100km/h加速7.8秒という駿足を持ちながら、10・15モード燃費は実に17.8km/リットルをマーク。
この数値は同モードで10km/リットルを下回っているオーバー3リットル級のなかで突出したものであるばかりか、1.5リットル級の『カローラ』セダンATの17.2km/リットルをもしのぐ数字だ。
実走行における燃費は不明だが、高電圧化によって熱損失が減少したハイブリッドシステム、アイドリングストップ機構、さらに回生ブレーキで回収したエネルギーも使用できるインバーターエアコンなど、『プリウス』で得られたノウハウが大いに生かされている。
とくにストップアンドゴーの多い都市部において、プリウス同様、相当に良い数字を記録することが予想される。
平成22年度燃費基準+5%は楽々クリア。エンジンの排ガスについても平成17年度排出ガス基準75%低減、すなわち4つ星を獲得しており、取得税や自動車税などの税制優遇をフルに享受できる。