【アウディA4 詳報】より力強くなったターボモデル

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2月15日に発表された新型アウディ『A4』。エンジンバリエーションが3機種に整理され、従来と同じFFの2リッターNAと、新たに搭載された4WDのクワトロと組み合わされる2リッター直噴ターボ、V6の3.2リッターとなった。

ベースモデルとなる2リッターのNAには大きな変更は加えられていないが、新たに搭載されたミドルグレードの2リッター直噴ターボと、上級グレードの3.2リッターは排気量の拡大もあり、動力性能に大幅な進化を見せている。

3.2リッターはデリバリーが5月からということで、今回は2リッター直噴ターボの2.0TFSIクワトロ Sラインに試乗した。小排気量のクワトロは今まで、1.8リッターのターボだったが、新型は2リッター直噴ターボになり、さらにはミッションも5速から6速のティプトロに進化している。

アウディジャパン マーケティング部の青木 徹さんは「価格的な面もあり一番売れるのはFFのベースグレードとなると思いますが、A4のキャラクターを存分に表現できているのは、直噴ターボエンジンにクワトロを組み合わさせた、2.0TFSIクワトロだと思います」とコメント。

今までの1.8リッターターボは低速トルクが厚く、扱いやすいエンジンではあったが刺激的な面はなかった。しかし、新型の2リッター直噴エンジンは違った。街なかを走っているときには、ターボとは気付かぬぐらい自然にトルクが立ち上がり、3リッタークラスのクルマに乗っているように力強い。このあたりは、先代を進化させたフィーリングだ。

だが、高速道路の合流などで高回転まで回したときの力強さは、1.8リッターでは味わうことのできなかった力感を発揮してくれる。1800rpm付近で発生した最大トルクで、5000rpmまで力強く引っ張り、豪快に加速してくれる。200psを発揮する新エンジンには、いざという時には、刺激的なパンチ力も与えられているのだ。

6速になったATも制御が細かくなり、より素早く的確なギヤを選んでくれるようになっている。ティプトロニックのレスポンスも鋭く、シフトダウンのときには自動的にエンジン回転を合わせ心地よいシフトダウンを行なってくれる。

1.8リッターターボから、2リッター直噴ターボに進化したクワトロモデルが、新型A4で最も進化したモデルといえるだろう。(つづく)

《岡島裕二》

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