気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年3月15日付
●「4年車検」見送り(読売・2面)
●東京エムケイ社長、駅員殴る、「起こしてくれず腹立った」(読売・38面)
●ホンダが満額回答 一時金、平均239万円程度(朝日・3面)
●コスモ石油環境対策卸値に転嫁、元売り初、1リットル当たり0.5円(朝日・11面)
●スクーター対決、「大型」で再燃(朝日・11面)
●21世紀博の肖像、「愛・地球博」25日開幕、世界向けトヨタ“見本市”(毎日・1面)
●移動も次世代方式 愛知博トヨタなど引き渡し(産経・7面)
●ホンダ、ベトナムで自動車生産、年1万5000台、一両日中にも認可(日経・13面)
ひとくちコメント
車検期間を初回3年から4年に延長する案が見送られることになった。
政府の規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義彦オリックス会長)が、自動車検査(車検)制度のうち、自家用乗用車の検査有効期間に関する改革の具体策を3月下旬の追加答申に盛り込まない方針を固めたため。きょうの読売などが報じている。
記事によると、車検期間を初回3年から4年に延長するよう求めていたが、国土交通省側が「車検期間の延長は安全・環境上問題がある」と反論し、最終的に折り合いがつかなかったという。
年々クルマの性能は著しく向上しており、新車購入後の初回の車検では部品交換などの整備はほとんど不要というのが実情。トヨタ系ディーラーでは実際に整備を行わない“ペーパー車検”も表面化したほどである。
今回の業者よりの判断に納得できないユーザーも多いと思われる。