国土交通省は、シートベルト非着用で走行した場合に音で再警報を行う装置「シートベルト・リマインダー」を、乗用車の運転者席に装備を義務付けると発表した。こうした装置の義務付けは世界でも初めて。
同省では、交通事故死者数は年々減少傾向にあるのはシートベルトの着用率の向上が寄与しているとしている。シートベルト非着用の死者数は、依然として1592人(うち運転者は、1157人)で、更なる着用率の向上を図る必要があると判断した。
乗用車の運転者席はこれまで、シートベルト非着用で走行を開始しようとした場合、表示などで短時間の注意喚起を行う初期警報を義務付けてきたが、今回の改正でこれを強化し、初期警報に従わず走行を開始した場合に、表示だけでなく30秒以上、音による再警報を行う装置の装備を義務付ける。
トラック、バスは除外。
今年9月以降に発売する新型車から装着を義務付ける。