新型マツダ『プレマシー』(7日発売)の開発主査である福永賢一は「ミニバンといえどもハンドリングの楽しさは絶対に出したいと思いました。それを妥協してしまったら、マツダらしさを出すことができませんので」と語る。
「ミッションに関しても、CVTを採用するミニバンが増えてきましたが、リニアリティではトルクコンバーター式ATのほうが上です」
実際に撮影の合間に運転してみた印象では、ハンドリングの面では、他のミニバンよりも確かな手応えと、ステアリング操作に対する素直な追従性が確認できた。
このテイストは今までの国産ミニバンでは、なかなか味わうことのできないものだった。「50mで分かってもらえる」という主査の言葉も大げさな表現ではなさそうだ。