アウディ『A4』のビッグマイナーチェンジ(15日に日本発表)は、文字通り非常に大規模なものとなった。ボディシェルこそ旧型と変わらないが、内外装のデザイン、エンジン、サスペンションなど、あらゆる部分に手が入れられている。
なかでも注目されるのは、サスペンションの変更だろう。フロントのアルミ製4リンク「ダイナミックサスペンション」は、アッパーリンクにV8搭載の高性能モデル「S4」のものを流用、ロアガイドリンクとショックアブゾーバー、コイルスプリングは新設計されるなど、全面的に改良された。
リアサスもスプリングをマウントするトラペゾイダルリンクにS4のアルミリンクを流用。サス結合部のベアリングやショックアブゾーバー、アッパーマウントに上級モデル『A6』のコンポーネントを使用するなど、全般的に高容量化した。