【新聞ウォッチ】増収増益のトヨタ、“弱点”克服へ「一段の精進」

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【新聞ウォッチ】増収増益のトヨタ、“弱点”克服へ「一段の精進」
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年2月4日付

●トヨタ利益8800億円、4−12月増収増益アジア販売大幅増(読売・8面)

●トヨタ系列の部品メーカー合併、光洋精工・豊田工機(毎日・8面)

●トヨタ、シェア拡大へコスト課題(毎日・8面)

●「現代」合弁会社、初の月間首位社、先月の中国市場(東京・9面)

●中国、四輪車参入なお活発、重慶の二輪メーカー相次ぎ進出 供給過剰感に拍車も(日経・7面)

●光岡自動車、中国進出、双日と組む、富裕層向け年100台(日経・15面)

●日産ディ、経常益82%増、4−12月(日経・19面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が04年10−12月期(第3四半期)の連結決算を発表した。国内で『アイシス』や『マークX』などの新車投入が寄与したほか、海外でも北米や欧州、東南アジアなどでの自動車販売が絶好調、増収増益を達成した。

きょうの読売をはじめ各紙は経済面のトップで取り上げるなど四半期決算としては異例の扱いだ。日経などは05年3月通期見通しに触れて、「最終利益は、1兆2000億円前後を見込み、3年連続で史上最高益を更新する」と報じている。

決算上は“弱点”が見当たらないトヨタだが、荒木隆司副社長は「グローバルに成長するなかでいかに効率を上げるか、一段の精進が必要」と説明。

毎日も「利益の伸び率が前年同期と比べ大幅に縮小し、成長と効率の両立という課題も浮き彫りになった」と指摘し、世界トップを狙うトヨタは「原価低減のさらなる努力と、グローバルな人材育成などが大きな課題」と指摘している。

《福田俊之》

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