GM-フィアット交渉、ついに決裂

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年末から続いていたGMによるフィアット株買収問題は、交渉期限の2日深夜24時を過ぎても合意点を見出せず、決裂した。フィアットはGMを契約不履行で訴える構えだ。今後はニューヨークの法廷に舞台を移して争われることになりそうである。

両社は2000年3月に資本提携を締結、GMはフィアットオート株の10%を取得していた。残り90%もGMが2005年2月から2010年まで段階的に買い取る取り決めだった。

しかしその後フィアットが独自に増資を行なったことに対し、GMは「契約時になかった」として、昨年末から買収を拒否していた。GMにとっては、オペルでさえ大量人員整理を決定したというのに「ない袖は振れない」というのも実情とみられる。

これに対してフィアットは1月24日、「買収は契約どおり行なわれる」と声明。また一昨日イタリアの関係者の間では、「GMが賠償金を払い、提携解消か?」との説が飛んだ。しかし、すでに期限切れ。

だがこの闘いの影響で、イタリアでは、1日リリースされた「アルファロメオ『ブレラ』の生産型がジュネーブモーターショーで公開される」というニュースも、残念ながらGMフィアット問題の陰に隠してまった。

さらに今日2日は、人々の関心はローマ法王緊急入院報道に集中してしまい、この国最大の企業の運命は二の次になっている。

妻に愛想を尽かした旦那と、「アンタ、一生養うって言ったじゃないの」と未練たっぷりの女房の夫婦喧嘩ともとれるこの争い、早い決着こそがフィアットのためだと思うのだが。
《大矢アキオ》

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