【日産ティーダラティオ詳報】ロングツーリングも苦にならない

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日産からリリースされた小型セダンの『ティーダ ラティオ』。先に発売された5ドアハッチバックの『ティーダ』のセダンバージョンであるとともに、長年日産のコンパクトセダンを担ってきた『サニー』の後継車である。

ティーダ ラティオの最大のウリは、ティーダ同様に広い室内を実現した巧みなパッケージングだ。『シーマ』並みに広いとされる室内有効長は実際に乗ってみても小型セダンとは思えぬゆとりを感じさせる。全幅は5ナンバーサイズなので、横方向の余裕はそれほどでもないが、前後方向には実際に足を組めるぐらい広い。リアシートバックも適度に傾斜しており、くつろげる室内になっている。

ティーダ ラティオの開発責任者、日産自動車商品企画本部チーフプロダクトスペシャリスト松本秀二さんは「ラティオは広いといわれるティーダよりも、さらに3mmレッグスペースを拡大しています。また、ルーフをあまり絞らないデザインにしたため、リアシートから見る天井周辺の視界も開けているために、開放感のある室内になっています」と語る。

実際に室内は広く、後席のゆとりはサイズを感じさせない。これならラティオのコンセプトでもある、「快適なロングツーリングが楽しめる、ハイクオリティひろびろセダン」というキャッチフレーズに間違いはないだろう。(つづく)

《岡島裕二》

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