アルパインは日本国内への導入も決めている、『iPod』コントロール対応のヘッドユニットを含めた新ラインナップを、CES=コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(米ラスベガス)発表した。
まず液晶モニター付きでは、昨年、画面全体が振動することで操作時の確実性を高めたパルスタッチ方式を採用した『IVA-D300』を『D310』へと進化させている。もちろんiPod対応を果たしており、画面にはiPodをコントロールするスクロールバーも表示される。
ヘッドユニットでは、その中心的存在なのが『CDA-9855J』で、“グライドタッチ”と呼ばれるディスプレイ下のバーに触れることで操作が可能になる新機能を搭載。アルパインならではの自照式キーを含め、イルミ色を多彩に変化させられるマルチカラーイルミネーション機能も採用している。
また、同じ“グライドタッチ”を備えたDVDレシーバーとして、『DVA-9965』をラインナップ。操作系を高めたこともさることながら、アメリカ国内でスタートしている地上デジタルラジオ放送への対応も果たしている。
また、パワーアンプは、なんと5.1chデコーダーを内蔵した新タイプを発表。『MRA-D550』など2機種をラインナップし、アンプ部も5ch分を用意するなど、手軽に外部MRAアンプならではの音質を5.1chで楽しめるようになる。このモデルも日本への導入が行われそうだ。
日本への導入予定はないものの、10.2型ワイドの天井ぶら下げ式オーバーヘッドシアターシステム『PKG-RSE1』も発売する。このモデルは1億1500万画素の液晶パネルを採用したディスプレイシステムと、MP3再生も可能なDVDプレーヤーのセットとなる。モニターが下方方向にヒンジで動くユニークなメカを採用している。