ルノーは15日、マレーシアで『カングー』の組み立てを開始したと発表した。2005年に2000台を生産し、マレーシア国内のほか将来的にはASEAN諸国への供給拠点となる。
カングーは日産自動車の現地パートナーであるタンチョンモータースの子会社であるTCユーロカーズ社(TCEC)の工場で生産を開始した。TCECはマレーシアでルノー車の販売・生産を行うため2003年6月に設立された会社。同年9月にルノー車の販売を開始している。
カングーはフランスをはじめモロッコ、アルゼンチンなどで生産し、日本やオーストラリア、ニューカレドニア、タヒチ、シンガポールでの主力製品となっている。アジアで生産するのはマレーシアが初めてとなる。