メルセデスベンツ『SLK』とスマート『フォーフォー』の発表会は、去る9月6日、東京・六本木のホテル、グランドハイアットで同時併催された。異なるブランドの2車種を同時発表することが憶測を呼ぶ。
本来スマートは“スウォッチカー”として誕生したように、従来のクルマの価値観とは異なる商品企画をもつミニカーだ。パーソナルでポップな、装身具的な“モノ”といっていい。
それが自動車業界保守本流の、しかも高級セグメントのメルセデスベンツといっしょに発表されるとなれば、スマートはメルセデスベンツのエントリーモデルとして位置づけられるのかと思う。
しかしダイムラークライスラー広報部幹部は「2回を1回にしてコストを節約しただけです。発表会でのブランドイメージの差異化・分離には苦慮しました」と打ち明ける。下がスマート『フォーツー』、上がメルセデスベンツ『Sクラス』というヒエラルキーができるわけではない。
いっぽうでマーケティング関係者は、スマートのマーケティングに「メルセデスベンツ」を積極的に利用する、ともいっている。たとえば、スマートの宣伝・広告には「engineered by Mercedes-Benz」のフレーズが入る。
新しいスマートブランドの浸透に、定評あるメルセデスブランドを用いたわけだ。しかし前出のフレーズも「技術開発」であって、商品企画とは直接関係ない。スマートはスマート、メルセデスはメルセデス。
ダイムラークライスラーの中では、メルセデスベンツ(乗用車)、スマート、マイバッハの3ブランドで、「メルセデスベンツ・カーズ・グループ」を構成している。要は協力・共用すべきはして、差異化すべきはする、ということ。
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