キャデラック『STS』(12日発表)の価格は、3.6リットルRWDが695万円、4.6リットルRWDが825万円、4.6リットルAWDが865万円(いずれも消費税込み)となっている。
アメリカでの希望小売価格は3.6リットルが4万300ドル(約440万円)、4.6リットルが4万9635ドル(約515万円)とかなりの価格差である。これは本国でも100万円以上という価格のパッケージオプション、本革シート(13万円相当)、レーダークルーズコントロール(24万円相当)などが、日本仕様については標準装備となっているためだ。
ステアリング位置は左のみ。現時点では、右ハンドル仕様の開発、追加予定はないという。同じキャデラックでも、日本である程度の台数をさばくことを念頭に置いた『CTS』には右ハンドル仕様が設定されている。
左ハンドルのみであることに加え、型式指定も受けていないSTSは、あくまで日本におけるGMのイメージリーダーという役割であることがわかる。もっとも、STSの販売が伸びれば、この状況が変わってくる可能性も充分にある。