「インターネットITS協議会」は13日、試作車両などを使ったデモンストレーションを報道陣に公開した。
バスを仕立てたデモでは、車載カメラを搭載した他の車からの画像をリアルタイムで受信する「道路情報先取りサービス」や、IP電話などを駆使した「車内オフィスサービス」、相手車両の位置情報とともに、IP電話でおしゃべりを楽しむ「仲間のクルマとのおしゃべりサービス」などをデモ。
ハード的な基盤としては、データセンター(名古屋市内)と、商店街や自動販売機の上などに無線LANアンテナ(上下線とも1メガ/秒)を設置。車両情報はいったんデータセンターに送られた後、要求に応じて車両のカーナビや携帯電話に配信される。
デモを体験した実感としては、時々、画像がカクカクしたり、音声通話がとぎれたりするものの、“なかなか使える”という印象だ。