ひとことでいうならば、乗り降りのしやすいクルマ。助手席は電動のスライドドアで大きく開き、リヤ席の乗り降りもラクにできる。さらにサイドシル(敷居)が低くフロアがフラットなので、足の上げ下げが少なくすむのがいい。ただし、これは助手席のみ。運転席は通常のヒンジ付きのドアだ。運転席側も助手席側と同じ電動スライドドアだったらおもしろかったのに、と思うのはボクだけではないはず。助手席はインテグレーテッド(内蔵)シートベルト式でがっちりしたシートフレームを持っているが、バックレストを前倒しするとテーブルになる構造なので、座ったときに薄っぺらに感じてしまうのは残念なところ。走って素直なのは、1.3リッターエンジンのほうだ。1.5リッターエンジンよりもフロント荷重が20kg軽いのがメリットになっている。■5つ星評価パッケージング:★★★☆☆インテリア/居住性:★★★☆☆パワーソース:★★★★☆フットワーク:★★★☆☆オススメ度:★★★☆☆こもだきよし| モータージャーナリストクルマ好きというより運転が好きなモータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、BMWドライバー・トレーニングのチーフインストラクター、JAF交通安全委員会委員、警察庁各種懇談会委員などを務める。