トヨタ自動車は、中国の第一汽車集団とハイブリッド車の普及で全面的に協力していくことで合意、15日午前、北京市で協議書に調印した。両社は2005年内に『プリウス』の生産を始める計画だ。
プリウスの中国生産が実現すれば、トヨタのハイブリッド車の海外生産第1号となる。合意ではこのほか、トヨタのハイブリッドシステムを搭載した一汽ブランドのハイブリッド車の開発も検討する。
トヨタと一汽は、2002年8月に中国での「包括的合作」で合意、トヨタは一汽との複数の合弁会社で生産を拡大している。協議書の調印式にはトヨタの張富士夫社長、一汽の竺延風総経理の両トップが出席した。