スズキは13日、軽自動車の新型『アルト』を発表・発売した。アルトは1979年に誕生した初代から過去5代に渡って、軽2BOXを代表する伝統的なデザインを保持してきたが、今回はヒップポイントや室内高を高め、イメージを一新した。
津田紘社長は、「アルトは『ワゴンR』との2枚看板であり、累計409万台も愛用されたクルマなので思い切った決断だった」と述べた。
スズキは、昨秋のワゴンRの全面改良で外観を大きく変更しなかったため、ユーザーの評価が今ひとつだった経緯がある。このため、鈴木修会長は「同じテツを踏むわけにはいかない」と、大幅な変更を指示していた。
プラットフォーム(車台)は昨年秋投入のワゴンRと同一であり、税抜きで65万円からという価格競争力につなげた。