オープンエア走行を快適にするため、メルセデスベンツは新型『SLK』(6日発表)に「エアスカーフ」という世界初のデバイスを与えた。
これはシートのヘッドレストにエアダクトを設け、そこから温風を首まわりに吹き付けることで、寒冷時でも快適なオープン走行ができるというものだ。
首まわりに温風の気流を流すことで体を暖めるとともに、冷たい空気が首より下に進入するのを防いで体温低下を防ぐ。ちょうどデパート入り口のエアカーテンと似た原理である。
エアスカーフは「SLK55AMG」に標準装備。「SLK350」も本革シート(21万円)をオプションで選択すれば、セットで装備される。オープンモデルの快適さでライバルを寄せ付けないことを絶対目標にしたメルセデス会心の発明品だけに、ぜひ装備したいものだ。